「銀嶺に向かって歌え クライマー小川登喜男伝」深野稔生
2013/みすず書房 「行為なくしては山はない。情熱なくしては、いかなる偉大なことも起こりえない。山への情熱は、山に行くことのうちに純化されるだろう。」このブログでは珍しく、新刊を紹介します。昭和初期を代表する伝説的な天…
2013/みすず書房 「行為なくしては山はない。情熱なくしては、いかなる偉大なことも起こりえない。山への情熱は、山に行くことのうちに純化されるだろう。」このブログでは珍しく、新刊を紹介します。昭和初期を代表する伝説的な天…
平成22/鳴沢岳遭難事故調査委員会・京都府立大学山岳会 昨年4月。トップクライマーでもあり、冬の黒部に精通した伊藤達夫氏と2人の学生が亡くなった遭難のニュースは衝撃的だった。報告書を読むと、なんともやり切れずとても暗…
1986/いなほ書房 「失われた記録 謎の天才クライマー立田實の生涯 上・下」というタイトルで、雑誌『クライミングジャーナル』17・18号に連載したものを豆本という形でまとめたもの。 詩人で尖鋭クライマー、そして登攀史研…
昭和57/山と渓谷社 山渓ノンフィクション・ブックスの1冊。副題に「第2次RCCの青春群像」とあるように、1958年に奥山章を中心として結成されたRCCⅡと、その初期に関わった先鋭クライマーたちの物語を、ルポライターの佐…
1990/白山書房 前著から25年。さらに加筆され、老いてもなお毒舌が冴え渡る寺田甲子男の第2弾。戦前・戦中・戦後と登山界を切りまくる。 「山で死んでは絶対にいけない。生きて帰ってくるからこそ立派なクライマーなのであって…
昭和40/朋文堂 ケルン新書シリーズの1冊。これは山岳書としてはかなり異色な本だ。東京緑山岳会の(82才!にして今だ現役会長を務める)大親分である寺田氏の自伝と、生々しい山岳遭難現場の実録。寺田節の、歯に衣着せぬ奔放な…