「穂高の岩場1.2」岩稜会
昭和34.35/朋文堂 「穂高での岩登りの素晴らしさを写真で紹介する」「ルートを誤ったり、自分の力を過信したりする遭難を防止する」ことを目的として、本書は企画された。編集にあたったのは石岡繁雄率いる岩稜会。穂高は彼らの庭…
昭和34.35/朋文堂 「穂高での岩登りの素晴らしさを写真で紹介する」「ルートを誤ったり、自分の力を過信したりする遭難を防止する」ことを目的として、本書は企画された。編集にあたったのは石岡繁雄率いる岩稜会。穂高は彼らの庭…
昭和24/硯学書房 戦後まもない頃の穂高岳屏風岩(正面壁)初登の記録。昭和22年、石岡繁雄は神戸中学校(旧制.現在の高等学校)の教え子2名を連れて、屏風岩に向かい、「戦後最大のアドベンチャーだ!」と新聞を賑わすほどのビッ…
昭和17/博山房書店 小林隆康が精力的に登攀を展開したのは、1939年から41年までのわずか3年間。谷川岳幕岩Bフェース、一ノ倉沢滝沢下部~滝沢スラブ、甲斐駒ケ岳摩利支天中央壁など8本の重要な初登攀を記録した。本書は、(…
1966/あかね書房 RCCⅡに代表される冬の岩壁登攀の黄金時代。1950年代後半から1960年代前半にかけての「スーパーアルピニズム」な時代に、最も輝いていたクライマーといえば吉尾弘と松本龍雄だろう。本書はいまさら紹介…
1990/白山書房 前著から25年。さらに加筆され、老いてもなお毒舌が冴え渡る寺田甲子男の第2弾。戦前・戦中・戦後と登山界を切りまくる。 「山で死んでは絶対にいけない。生きて帰ってくるからこそ立派なクライマーなのであって…
昭和40/朋文堂 ケルン新書シリーズの1冊。これは山岳書としてはかなり異色な本だ。東京緑山岳会の(82才!にして今だ現役会長を務める)大親分である寺田氏の自伝と、生々しい山岳遭難現場の実録。寺田節の、歯に衣着せぬ奔放な…
昭和57/白山書房 昭和5年(1930年)、小川登喜男らによる一ノ倉沢(3ルンゼ)の初登から、1980年の戸田直樹らによるコップ状岩壁フリー化まで、半世紀にわたって繰り広げられてきた初登攀の記録を多数収録。併せてその時代…
2002年の冬にアメリカで創刊されたばかりの、いま大推薦の雑誌である。年4回の季刊で、ロストアロー社から注文できるのでぜひ定期購読すべし!こういう志の高い雑誌は、経費がかかるわりにあまり売れないだろうから、短命に終わるの…
昭和40/朋文堂 名著『初登攀行』(1966/あかね書房)以前に書かれた、名クライマー松本龍雄による一風変わった技術本である。日本ではじめて埋め込みボルトを使用した張本人であり、人工登攀華やかなりし頃に出版されているに…
昭和32/角川書店 角川写真文庫の1冊で、R.C.CⅡの奥山章による技術本。岩登りと雪上技術を、写真とともに簡素な解説を添えて解説している。写真のモデルとしても登場し、所属する日本山嶺倶楽部や鵬翔山岳会、中野満らが協力し…
昭和38/山と渓谷社 先鋭クライマーの旗手だった若き日の吉尾弘の処女作。青春の初登攀行の記録である。そのほとんどが初登攀、そしてすべて積雪期というハードな内容。登攀記としては当時、大先輩の古川純一・松本龍雄・奥山章らに先…
昭和53/ユニ出版 副題は、「初歩から人工登攀まで、その実践的理論と応用」とある。雑誌『山と仲間』に連載されていたものに加筆した、吉尾弘流ヒューマニズムを基調とした岩登りの技術書。山岳会と新人訓練への疑問や、労山へ加入し…
1965/朋文堂 『ケルン』は、戦前から断続的に続いていた山の雑誌で、この344号は第3次ケルン(『山と高原 』、改題341号より)と呼ばれるものの最終号。特集「現代のクライマー」・人物特集「吉尾弘のすべて」と題して、奥…